アフィリエイト・マーケティングとは
巷ではWEBを通した商品やサービスの販売方法として、アフィリエイト・マーケティングが盛んになってきています。アフィリエイト・マーケティングについてほとんどご存知のない方のためにちょっとだけ解説しておきます。
アフィリエイト・マーケティングというのは、多くのホームページのオーナーやメルマガの発行者に商品情報や商品へのリンクを提供し、ホームページやメルマガ経由で売上があった場合に、定率、あるいは定額の報酬を支払う、というものです。
以前盛んだったクリック報酬の広告と比べると、クリックが販売に繋がった時だけ手数料を支払えば良いので不正クリックが防げる、出来高払いで収入があったときにだけ手数料を支払えば良い、という、商品やサービスを提供する側(マーチャント)にとっては非常に効率の良いマーケッテング方法です。
一方ホームページを持っていたり、メルマガを発行していたりして広告を掲載する側、アフィリエイト・パートナー(あるいは単にアフィリエイター)と呼ばれますが、こちらにとっては頑張れば、クリック報酬の広告よりもずっと大きな報酬が見込める、という仕組みです。何しろ成果を挙げなければ報酬もない一方で、報酬額は青天井なのですから。
つまり成果報酬型の広告は、マーチャントにとっても、アフィリエイターにとっても、どちらにとっても従来のクリック広告よりもうまい仕組みになっています。
実際にはアマゾンや楽天市場など、一部の大手の企業を除くと、自前でアフィリエイトのシステムを作るのは大変です。このため一種の広告代理店であるアフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)に依頼してシステムの構築と、パートナーの募集を行うマーチャントが多いです。
アフィリエイト・マーケティングはアメリカでは先行して非常に盛んで、インターネット上のマーケティングの主流となっていると言っても過言ではないでしょう。日本でもアフィリエイトを利用して大きな成果を挙げるマーチャントが数多く現れています。
80対20の法則
こうしてアメリカでも日本でも次第にアフィリエイト・マーケティングが浸透してきているのですが、そこである種の現象が観察されるようになって来ました。
最近80対20の法則というのを目にすることが多くあります。「いや90対10の法則だ」と言う人もいますが、要するに、多くのものは少数の人が実現している、という意味です。例えばアメリカの株式の90%は人口の10%が所有している、とか。
アフィリエイトでも同じような法則があるようで、アフィリエイトを通した売上の多くは、わずかな数のアフィリエイターがあげているようなのです。各ASPは毎月の最低支払額を設定しており、例えば累積で3千円とか5千円とかを超えないと、アフィリエイターに報酬が支払われません。この最低支払額を毎月コンスタントに超えて支払いを受けているサイトは、ある情報によると総数の10分の1だとか。
確かに私の友人でも「一ヶ月の稼ぎが500円にしかならない」と言っている人がいます。私の場合も当初ASPによっては、なかなか毎月支払いに至らなかったところがありますから、多くのアフィリエイターの人たちはそのレベルで留まっている、ということなのでしょう。
そして、気をつけなくてはいけないのは、多くの人たちはそのレベルに留まり続ける、ということです。500円しか稼がない友人は、1年経ってもやはり500円しか稼いでいませんでした。常識で考えて、90%の人にかけている費用を、10%の人への費用に回せば、事業としての効率はぐんとよくなることがおわかりになると思います。
トップ・アフィリエイターの登場
ではアフィリエイターの10分の1に入る人を見てみましょう。この中にももちろん幅があるわけです。ASPからの毎月の支払額をかろうじて超えている人(つまり月数千円とか数万円の収入の人)もいれば、例えばアメリカでは、なんと、アフィリエイトで年間1億円もの収入を挙げる人がいるそうです。
日本でも月に数十万円は稼ぐ人が出現していますし、また数百万円、という人も存在するそうです。日本ではアメリカほどアフィリエイトが普及していませんし、販売報酬率もアメリカより低めですから、それを考えると、日本でも相当の売上を出すことができるアフィリエイターが出現している、と考えることができると思います。
こうしたかなりの額の売上をたたき出すアフィリエイターを「トップ・アフィリエイター」あるいは「スーパーアフィリエイター」と呼ぶようです。
正直なところ私はまだ本格的なトップ・アフィリエイターになっているとは自分では思っていません。多分総額ではトップアフィリエイターの仲間入りができているものの、収入のほとんどを、ごくわずかなマーチャントからの利益が占めているからです(ここでも80対20の法則が!)。これではそのマーチャントがアフィリエイト・プログラムを辞めたら、私の収入は一挙に転がり落ちてしまいます。つまりマーチャント頼みの部分が大きいですから、アフィリエイターとしてはさほど安定していない、と思っています。
しかしその一方、遠い世界の話だったアメリカの年収一億円のケースが、「確かに不可能ではない」「単なる偶然や幸運のためではない」ということもわかってきました。それはテクニックと、ある種の積み重ねの結果だと今では考えています。
ただしそれを実現するためには、つまりトップ・アフィリエイターがトップであり続けるためには、日本の場合ASPやマーチャントの側でのさらなる環境整備が必要だと思います。