どこの広告を掲載?
ではポピュラーな商品、という例に絞って考えて見ましょう。
ポピュラーな商品はあちらこちらのマーチャントで扱われていて、アフィリエイターの側にも「どこのマーチャントの広告を掲載するか」という選択肢があります。
例えばソニーのゲーム機のPS3はアマゾンでも、トイザラスでも、ソニーのオンラインショップでも、また楽天市場の多くの店舗でも売っています。これらがすべてアフィリエイト・プログラムを提供しています。
訪問者に選択肢を提供するために、複数のマーチャントへのリンクを設けることも多いのですが、この例で私が一番ページの上に紹介してリンクを設けているのは、実はアマゾンです。
ただしPS3は例としてあげているだけで、私のサイトの場合、実際にはアマゾンで売れているのも月間数台ですから、影響力はほとんどありません。PS3は良く知られている商品の例として説明に用いるだけです。
アマゾンの利点
アマゾンには多くの利点があります。PS3の販売価格はオンラインショップの中での最安値とは言えず、必ずしも訪問者に勧めるのに最適ではないかもしれませんが。
まず知名度が高いこと。つまり「このお店は大丈夫かなあ」と思わせることはまずありません。
次に報酬が高いこと。PS3の場合、多くのマーチャントが1%なのに、アマゾンなら最低3%をもらえます。
さらに売れた商品がわかること。販売統計で商品名までが表示されます。つまり何が自分のホームページから売れたかがわかるので、それを「私のサイトの売れ筋」と考えて戦略をたてることができるのです。
また個別商品ページへのリンクが作れること。私のサイトからアマゾンのサイトに行った人は、そこで再度商品情報が出ているページを探す必要がありません。
そしてリンクを作るのが簡単なこと。アマゾンではリンク元のURLのチェックや表示回数のカウントを行いませんから、アフィリエイト用のリンクコードが簡単で、商品ページからデータを取ってくるだけで簡単にリンクを作ることができるのです。
最後に商品が豊富なこと。PS2も各機種揃っていたり、周辺機器やゲームソフトも数多く揃っています。つまりPS2が売れなかったとしても、他の関連商品を買ってもらえる可能性もあるわけです。
アマゾンを超えるには
もし数多くのトップ・アフィリエイターが私のような基準でマーチャントやASPを選択しているとしたら、相当多くの購買者がPS2を買いにアマゾンに流れてしまうことになります。
もちろんこれはPS3を例にしているからであって、ルイヴィトンのバッグを例に使ったら、まったく違ったことが言えます。アマゾンではルイヴィトンなんて売ってないですしね。
ルイヴィトンを紹介するのに私が一番に採用するのは楽天市場です。
楽天市場のアフィリエイターから見た問題点は報酬が1%と低いこと。リンクコードが長くて使いにくいこと。そして販売統計が貧弱なこと、などでしょうか。どの商品が売れたのかはわかりませんから。
一方それを超える利点として、多くのお店があるので訪問者に選択の機会が多い、つまり購入に繋がる可能性が高いこと。あるお店に在庫がなくても、楽天市場内の他の店で買ってもらえればアフィリエイターの成果に繋がります。また楽天市場自身も知名度が高いですし、楽天市場内のお店も有名専門店もかなりあって安心感があること、などが挙げられます。
もし楽天市場のアフィリエイト・プログラムの報酬の率が3%以上あるのなら、私はPS3のリンクを楽天市場に張り替えることでしょう。
ところがもしさらに、仮の話ですがトイザラスがPS3や関連商品の商品情報から、リンクコードまで一覧表にして提供してくれるのであれば、報酬が例え2%と低くても、トイザラスを選びます。
現在商品情報を調べるには、実際にそのマーチャントのサイトを見なくてはいけませんし、さらにそのURLをASPのサイトにログインして加工しなければなりません。アマゾンは後者を省かせてくれましたが、前者は必要です。楽天市場も同様です(厳密には楽天市場の場合どのASP経由かによって異なります)。
すなわち「他の条件がほぼ等しいのであれば」という条件付で「報酬が高い方を選ぶ」ことになるだけで、これが1%、2%程度の違いであるならば、「リンクを作る(ホームページを作る)手間がかからない方を選ぶ」という選択肢もあるわけです。この程度の成功報酬率の違いは売上数を増やすことによってカバーできるからです。
個々のマーチャントの立場からすれば、これはもちろん自社がいくらの報酬を設定できるか、というのが一番のポイント。そしれそれだけではなく、どのASPを選ぶか(どのようなリンク形態を提供できるかにかかわる)、どのようなデータを提供できるか、ということが大きく響いてきます。
次からマーチャントやASPの側が、トップ・アフィリエイターを引き寄せるために実現していただきたい要素を私なりに書いてみます。