アクセス解析の限界
トップ・アフィリエイターと呼べるくらいの実績のあるアフィリエイターの方たちの多くは、自分の運営するホームページへの訪問者の数や、リンク元、あるいは検索に使われたキーワードなどを把握するための「アクセス解析」というものを使っていると思います。私が使っているのでそこからの推測ですが、まさかトップページのカウンターだけ、という人は少ないことでしょう。
ちなみにアクセス解析とは、各ページに java script などを使って、訪問者のデータを集める仕掛けを作っておいて、統計的なデータを取るためのものです。レンタルサーバーにそのような機能が最初から付いてくるケースも最近はあります。
自分のホームページに来ている人の使っている検索キーワードがわかれば、それに合った商品広告を掲載することができますし、また自分の意図するキーワードがどれくらい効果を発揮しているか、ということを把握することもできます。
あるページが、自分が思っても見なかったキーワードで良くヒットしていることもありますから、その場合には、そのキーワードにあったコンテンツに変えたり、商品を選んだりできるわけです。
ところが、アフィリエイターの側で把握できるのは、せいぜいが広告をクリックして広告主のサイトへ出て行くまででしかありません。その先でどのような商品が購入されたか、いくらくらいの商品が購入されたか、という情報があれば、傾向をつかんで売れ筋商品を目立つところに表示する、ということもできるのです。しかし売れた商品の種類や数量までの情報を提供してくれるASPというのはほとんどありません。
ASPの統計値提供
私はアマゾンへのリンクを多く設けていますが、実はアマゾンはそうしたデータを提供してくれる数少ないマーチャントの一つだからです。アマゾンではアフィリエイトではなく、アソシエイトと呼んでいますが、アソシエイト・セントラルと呼ばれる専用ページにアクセスすると、どの商品がいくつ売れたかまで、詳細に見ることができます。これによって売れている商品をさらに売り込むことができるようになります。
残念ながら、そこまで詳細なデータの提供に対応したASPはないようです。それでも少なくとも、各アフィリエイター経由でどれだけのアクセスがあったか、各広告のクリック数はどれだけであったか、コンバージョン・レートはどれだけであったか、などのデータを提供しているASPをマーチャントには選択していただきたいと思います。
例えばある宿泊予約サイト。トップページの他に、都道府県、地域、宿、温泉別などにアフィリエイト用のリンクを設けることができるようになっており、またASPの方で各リンクごとのクリック数と成果数を集計表示できるようになっています。こうした機能があれば、アフィリエイターの側で、いったいどのリンクを目立つようにすべきか、多用すべきか判断することができます。
宿泊予約だけでなく、例えば商品にも同じことが言えます。ブランド商品を売っている店の場合、訪問者はお店のトップページへ行くのか、ブランドごとのページへ行くのか、あるいは特定の商品のページに行くのかがわかれば、アフィリエイターのサイトでどのようにプロモートしたら効果的なのかがわかります。
具体的に書くと、私のホームページを経由する人の中で、「ルイヴィトン」というメーカー単位のページへ行った人からの成果、「ルイヴィトンのバッグ」という単位のページへ行った人からの成果、そしてその中の特定のモデルのページへ行った人からの成果を比較することができるわけです。アクセス解析だけでは「どのようなキーワードで来たか」までしかわかりません。
こうした統計値を提供するためには、種類の異なるページへの複数のリンクと、そのリンクごとの統計値を取れる、かなり融通性が高いリンクのシステムが必要になります。
大手のASPならばほとんどすべて対応していますが、使用料もその分高くなりますから、バランスを考えてASPを選ぶ必要があるかと思います。