アマゾン WEB SERVICES
アマゾンのWEBサービスというのをご存知でしょうか。
これはアマゾンが提供している仕組みで、XMLベースでアマゾンの全商品のデータを提供してくれる、というサービスです。アマゾンのアフィリエイトとして登録し、さらにWEB SERVICESの登録をすると、アマゾンのデータを使って自分のホームページなどで、直接アマゾンのデータベースのデータを利用して物を売ることができるようになります。
非常に強力で上のサンプルのようなこともできます。アマゾンウェブサービスを使ったツールも公開しています。
それでも WEB SERVICESを php を使ったプログラムで呼び出すことによって、随分リンクの省力化にはなりました。成果の増大には繋がっていませんが、手間の省略には既に貢献しているわけです。
まあ私の技術力のなさはさておき、アマゾンの例では、マーチャントの側が売る仕組みをアフィリエイターに提供している、という点に着目してください。
アマゾンの購入ボタン
このWEB SERVICESですが、もう一つ強力な機能もあります。それは「購入ボタン」の設置です。
つまり、アフィリエイターのサイトに、アマゾンの商品紹介ページではなく、買い物カゴに直接指定した商品を入れるためのボタンを設置することが可能なのです。そしてこれはXMLの知識がなくても、コードさえホームページ内に設置すれば使うことができます。
アマゾンで扱っている代表的な商品、書籍であるとか、CDであるとかは、どこで買っても製品としては同じ。値段的にも送料がかかるかどうか、という違いはあっても差別化を図るのは難しいもの。逆に言えば、訪問者の側はどこで買っても良い、ということ。
アマゾンなら知名度も高いですし、信用もあります。買うつもりの人には「ここで買って大丈夫か?」という不安を抱かせることはあまりありません。ですから商品紹介の横に「アマゾンで購入」というボタンを付けておいたら、アマゾンのサイトへ飛んでからのステップが一つ減り、ショッピングカートに入った状態で表示されますからこれは強力です。
アマゾンWEB SERVICESの情報が英語でしか提供されていないこともあり、日本での普及度はいまいちのようですが、アメリカのサイトを見ると、購入ボタンから実際の購入に繋がる率はかなり高いそうです。
Google Adsense
Google には検索結果に合わせた広告を表示する Google Adwords というサービスがあります。これを提携したホームページのオーナーのサイトに表示させてしまおうという、すごいサービスが Google Adsense です。これはクリック報酬型のサービスですから、成果報酬型が多い通常のアフィリエイトとは少し違いますし、どんな広告が表示されるかも Google 任せですので、アフィリエイトとは呼べないかもしれません。
それでも Google Adsense をここで取り上げるのは、広告表示ツールをサイトオーナーに提供している代表例だと思うからです。 Google Adsense の広告を表示するにはまったく手間がかかりません。広告のコードを取得して、ホームページに貼り付ける。それだけ。それで Google の検索結果に基づく適切な広告が表示されてしまいます。
つまりサイト・オーナー、アフィリエイターの側で「自分のページだとどの企業の広告を掲示すれば良いのか?」と悩んだり、探し回ったりする手間をすべて省いてしまってくれています。これは革新的なアプローチだと私は思います。
ツールはいずこ?
こうした、単なる「バナー」「テキストリンク」「検索ボックス」「テンプレート」といったものを超えた「販促用のツール」をアフィリエイターに提供している例は他にはほとんどありません。
アマゾンのWEBサービスですら強力ではありますが、アフィリエイターに技術がないと使いこなせません。サンプルは紹介されても、貼っただけで簡単に使えるようなツールは提供されていないのです。
私は左上にあるような自分でキーワードを設定してアマゾンの検索結果を表示するプログラムを作り、実装しましたが、こうしたお手軽なものはアマゾンからは提供されていません。もちろんこれは現時点においてあまりに手軽にしてしまうと、アマゾンのサーバーの負荷が高くなりすぎる、ということも大きな理由でしょうけど。
私が「これは使えるかなあ」と思っているのは、例えば商品データベースと組合わせて使う、リンクコードを吐き出すプログラム。データベース内の商品情報を眺めて、「これだ!」と思うものがあったらボタンを押すと、自分用のリンクコードが作られる。作業効率のアップに良いですね。既に自分用にはこれに近いものを作っていますが、肝心のデータをまとめた形で提供してくれるマーチャントがほとんどありません。
あるいはCGIの提供。プロバイダーの中にはまだWEBスペースを5メガとか10メガしか提供してくれないところが多くあります。ちょっとデータ量の多いサイトだと容量がいっぱいになってしまってそれ以上ページをアップロードできなくなってしまいます。
商品の紹介ページををがんがんアップしていると、ある日突然「これ以上アップできませんよ」というエラーが出てしまう、というのは、実は私が経験したこと。本来のコンテンツだけでかなりの分量を占めていたところに、広告ページをアップしていたために起きたことです。
ですからWEB上にデータを置き、そのデータを読んできて動的にアフィリエイターのサイトに合わせたデザインで表示できるようなCGIなどを提供していただけたら、非常に楽になります。例えばここをクリックして見てください。オーストラリアのホテルの紹介が表示されたと思います。これは私が海外のマーチャントと提携して作ったページですが、実はこれを表示しているのはホテルの情報を入れたデータベースとPHPプログラムです。このマーチャントが扱うホテルが変更になったら、データベースだけを変更すればOK、ページデザインを変えたくなったら、PHPプログラムだけをいじればOKにしてあります。
さらに私自身が考えているのは、HTML文のテンプレートとデータベースを指定すると、この二つを組合わせてページを表示してくれるCGIの作成です。上で紹介したホテル予約のページは、このホームページのサイトデザインに特化してしまっていて、汎用性がないためです。
アマゾンのWEB SERVICEもこれに近い仕組みの一つですが、データベースをアフィリエイターのスペースではなく、アマゾンの側に置いたままで使うことができます。ただ技術的にプロ級を想定したサービスで敷居が高いですから、もう少し容易に利用できる形で何らかのツールを提供できたら、ライバルのASPやマーチャントから一歩先に出ることができるのでは、と思います。