アマゾンから学ぶコツ
アマゾン・ジャパンを例に
アフィリエイト・プログラムを通して商品やサービスを買ってもらうコツは、すべての商品や会社に共通していると思います。ここではわかりやすく説明するために、一番代表的なアマゾンの例を用いたいと思います。BK1を使われている方や楽天ブックスを使われている方は、それぞれに読み替えていただいてもかまいません。また書籍以外の他の商品であっても、基本は同じかと思います。
お客さんは誰か
まずホームページと言えどもアフィリエイト・プログラムの商品広告を使う以上はある意味でのお店です。ですから当然訪問する客層であるとか、お客さんの持つ興味の傾向を考える必要があります。育児サイトを見に来るのは育児に興味のある、多分主婦が多いでしょうし、自作コンピュータのサイトであれば、若い男性が訪問者である可能性が高いことでしょう。何度も繰り返しますが、コンテンツと商品のマッチングがとても大切ですし、さらに主な訪問者は誰か、というのが重要になります。。
育児に興味がある人でも、他のお母さんのホームページを見に来る人の求める情報は、小児科のお医者さんのサイトに求めるものとは違うはずです。むしろ我々シロウトのホームページへの訪問者は、ホームページの作者と同じような興味を持っている、と考えた方が良いかと思います。
アマゾンでサーチをかければ、それこそ小児科の専門書も見つかりますが、そのような本を一般の主婦が自分のホームページに並べておいても、むしろコンテンツや訪問者の求めるものとミスマッチを起こすだけです。自分が見て役に立った本、あるいは自分が見てみたいような本を自分の言葉で紹介するのが一番でしょう。
「海外で出産・育児」コーナーを見てください。ここで紹介してある本は、私や私のパートナーが自分で見て役に立った本を、「どう役に立ったか」を簡単な言葉で示して紹介しています。そしてここに紹介してある本は毎月1、2冊ずつ売れています。
無論、ある種の専門知識を持った人であれば、そうした知識を利用したホームページの構成も可能ですし、訪問者も専門知識を持った人、あるいはその分野に興味のある人が見込めることでしょう。そうした人を対象に専門書を紹介する、というオプションももちろんあります。
国際協力の本のコーナーを見てください。このサイトは筆者らが共同で作っているものです。その一角に専門書を紹介するコーナーを作り、アマゾンで買えるようにしてあります。ここが対象にしているのは、専門分野に興味のある人だけですが、月に少なくとも10冊くらいの売上があります。
買いたい気になるのは?
さて私たちが特定の本やCDを買うつもりがあるとき、わざわざ誰か他の人のホームページを訪問するでしょうか?筆者が何かインターネットで本を買いたいときにはまっすぐアマゾンのサイトへ向かい、アマゾンのサイト内で検索をかけます。つまり、最初から買いたい本が決まっているのに筆者のホームページにやってくる人は少ない、ということです。
ではどうして訪問者が買う気を起こし、実際に買ってくれるのでしょうか。アマゾンのアフィリエイト・プログラムでは、どの商品がどれだけ売れたか、という情報のほかに、どの商品がクリックされたか、どの商品がクリックされたけど売れなかったか、という情報も見ることができます。そこからいくつかのパターンが浮かびます。
「こんなのがあるんだ!」
ホームページを見てそこで紹介されているのを見て「こんな本があったんだ!」と知って買うパターン。
アフリカで撮った写真のコーナーを見てください。ここは特にアフリカの鳥の写真を掲載しているサイトで、野鳥や野生動物などのサイトからリンクがされています。またこのページのトップは「アフリカ」というテーマを出していますから、アフリカのサイトからもリンクがあります。
こうした人たちにこのページで紹介しているのは、アフリカの鳥の図鑑です。英語のものもありますが、図鑑ですからあまり言葉は問題になりません。そして日本語の本も含め、市中の書店ではほとんど売られておらず、あまり知られていない本です。ですからこのサイトを訪問した、アフリカの鳥に興味のある人は相当数がリンクをクリックしてアマゾンまで行かれているようです。無論その中で買ってくださる人は多くはありませんが。
「ついでにこれも買おう」「こっちの方がいいぞ」
アマゾンの良い点は、こちらが設定したリンクからアマゾンのサイトに一旦入ると、こちらが直接リンクしない商品が買われた場合にも多少の手数料が入る点です。
ですからホームページで紹介してある本やサーチボックスからアマゾンに入り、そこからあちこち見ているうちに「ついでにこれも買っておくか」となるケースがかなり多いようです。悔しいことに、むしろ直接リンクを付けてある商品よりも、それ以外の商品の方が数で言えば多く売れているくらいです。(直接リンクの方が手数料が高い)
無論アマゾンで売っている商品の数は数万以上(数十万以上?)あるでしょうから、こちらからリンクしている商品が買われる数が少なくても驚くにはあたりません。つまり、アマゾンの場合だと、ホームページを訪問した方に「とにかくアマゾンに行って貰う」ということも大切になるわけです。
これは楽天市場のようなケースにも共通します。「とにかく行っていただく」ことが重要なわけです。
「これは近くで売ってないぞ!」
私は以前近くのCDショップや東京の大手のショップで、私が青春時代に好きだったアーチストのCDがないかと探したのですが、売れ筋でないためか見つからない、ということが良くありました。そう思っていたら、インターネット上のショップにはちゃんと在庫として売られているではありませんか!ここが懐メロCDの紹介サイトです。
本でもそうですが、近くの店でも売っているようなものは、値段も同じで送料もかかりませんから、誰でも近くの店で買うことでしょう。そうではないもの、つまりWEBで買う方が有利なもの、WEB上でないとなかなか見つからないものを紹介できればばっちりです。
さて以上3点を考えると、ホームページのあちらこちらに、訪問者の興味と合う本などの商品紹介をさりげなく散りばめておいて、アマゾンに行って頂く機会を多く設ける、というのが良いようです。その本がコンテンツにぴったり、かつ、あまり知られていない良書であるか、近くで売られていないものであれば言うことなし!です。
点滅している広告だとたくさん入れるのが目障りになり、多すぎるとホームページの品位も疑われてしまいますが、本の紹介だとさりげなく、しつこくなく、特にリンクを文中に埋め込んでおけば、全体のデザインにもほとんど影響しなくなりますからお勧めです。
他も基本は同じ
さてアマゾンやBK1の場合は、「他の商品が売れてもOK」という利点があるわけですが、特定の会社の特定のサービス、例えば So-net の場合でも要領はほとんど同じだろうと思います。インターネット・プロバイダーの So-net に入会しようと思って筆者のサイトを訪問する人はまず皆無でしょう。
So-net の広告がある筆者のページは、海外居住者向けのサイトの中で、プロバイダーを紹介しているページです。たまたま海外居住者向けの情報を探しに来た方に、ここに書いてある情報を見ていただき「So-net にはこんな良いサービスがあるんだ!」と思って貰うのがコツです。